性同一性障害による性別変更

性同一性障害については、平成15年に成立した「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」により、性別変更についての門戸が開かれました。

性同一性障害による性別変更をする為の要件は?

戸籍上の男性から女性(MTF)女性から男性(FTM)への性別変更については、以下の5つの要件を満たした場合、家庭裁判所に申し立てをし、家庭裁判所調査官の調査等を経て審判されます。

1.2人以上の医師により,性同一性障害であることが診断されていること

2.20歳以上であること

3.現に婚姻をしていないこと

4.現に未成年の子がいないこと

5.生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること

6.他の性別の性器の部分に近似する外観を備えていること

 

性別変更後の戸籍はどうなる?

性別変更が認められると、原則新しい戸籍が作られて本人が筆頭者となり、父母との続柄欄が更生(長男→長女等)されます。 但し、従来の戸籍の他の兄弟姉妹の父母との続柄欄の訂正はされません。

性別変更により新しい戸籍が作られると、従来の父母と一緒の戸籍には性同一性障害による性別変更によって本人がこの戸籍から除外された旨が記載されます。従来の戸籍に性同一性障害による性別変更が原因の除外である旨を記載させたくない場合は、性別変更をする前にあらかじめ「分籍」(親の戸籍から離れて、本人単独の戸籍にする)しておけば、従来の戸籍には、その除外原因は記載されません。

また、性別変更により名前の変更を希望する場合も多いと思いますが、名前の変更は別途「名の変更の申立」が必要になりますので、注意が必要です。

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